【社説】韓国に協力したアフガン人が安心して国内で過ごせる配慮を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.27 13:19
アフガニスタンで韓国人をサポートしてきた協力者とその家族の計378人が昨日、韓国軍の輸送機に乗って無事に仁川(インチョン)国際空港に到着した。協力者とは2001年以降、アフガニスタン現地の韓国大使館・病院・職業訓練院などで共に勤務した通訳・医師・看護師・技術者などだ。新生児3人を含めて半分ほどが10歳以下の子どもという。
韓国政府は2001年のタリバン政権崩壊以降、アフガニスタンに東醫部隊(2002年)と茶山部隊(2003年)を派遣した。2010-14年には病院や職業訓練院を運営する地方再建チーム(PRT)を送った。この過程でユン・チャンホ下士官が爆弾テロで命を落とすなど多くの危険があった。昨日韓国入りしたアフガニスタン人のサポートがなければ、どれほど多くの犠牲が出ていたか分からない。
飛行機にぶらさがっていた人たちが落ち、母親が赤ちゃんを鉄条網の向こう側に投げるような残酷な死地から脱出した人たちを助けるのは我々の当然の責務だ。一般的な難民とは異なる「特別功労者」身分を適用し、長期滞在と就職活動が可能なF-2資格を付与することにした法務部の決定は適切だった。