終わる超低金利時代…始まった利子の心配=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.27 09:46
安く容易に資金を借りて不動産や株式に投資してきた「イージーマネー(Easy money)」の時代が終わりつつある。強まる金融当局の貸出規制に続いて、韓国銀行(韓銀)が26日に政策金利を引き上げ、新型コロナ事態克服のために金利を低めて金融を緩和した流動性時代も幕を下ろすことになった。
韓銀金融通貨委員会は26日、政策金利を年0.5%から0.75%に引き上げた。昨年5月に新型コロナ対応のために過去最低水準の0.5%に政策金利を引き下げてから1年3カ月ぶりだ。韓銀が政策金利を引き上げたのは2018年11月(1.5%→1.75%)が最後だった。
新型コロナ第4波の中でも韓銀が利上げカードを取り出したのは、家計の負債急増や不動産など資産価格の急騰による金融不均衡のためだ。今年4-6月期末基準で家計の負債(家計信用)は1805兆9000億ウォン(約170兆円)となった。1年前に比べ168兆6000億ウォン(10.3%)増えた。このように増えた負債は不動産・株式市場、暗号通貨など資産価格を引き上げている。