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韓国が作った「この世になかった顕微鏡」MIT・ハーバードも使用(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.27 08:32
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「イルミナが誘電体分析の世界1位の企業なら、トモキューブは形態学的細胞解析分野で世界1位になるのが目標」

トモキューブのホン・ギヒョン代表(48)の話だ。トモキューブは、3次元ホログラフィー顕微鏡を開発するベンチャー企業だ。ことしで設立6年目のベンチャー企業の代表が時価総額が80兆ウォン(約7兆5200億円)を超えるイルミナを引き合いに出して抱負を述べたのは、技術力に自信があるためだ。

 
トモキューブは、文字通り「研究所企業」だ。現在、トモキューブの最高技術責任者(CTO)のパク・ヨングン韓国科学技術院(KAIST)物理学科教授(41)が研究室での実験中に本人が必要な機器(顕微鏡)を開発し、創業につながった。

◆パク・ヨングンKAIST教授の素晴らしい挑戦

学者の研究過程で細胞を観察する際に主に使用される顕微鏡は蛍光顕微鏡だ。観察しようとする細胞に蛍光試薬を注入すると細胞内の特定の物質が蛍光色を帯びるが、これをレーザーを透過して観察する方式だ。

蛍光顕微鏡の欠点は、細胞に蛍光試薬を注入しないと観察できないという点だ。人為的な試薬を注入して染色したり前処理をすれば、細胞に変形が生じかねない。蛍光顕微鏡で5枚程度撮影すると、貴重なサンプル(細胞)は大半が死んでしまう。

トモキューブは、染色・前処理をしなくても、3次元で細胞を分析・観察することができる顕微鏡を開発した。生体細胞は、構成物質ごとに固有の屈折率の値があるが、細胞内屈折率の分布を3次元で表現できる顕微鏡だ。おかげで、研究者の立場では、特に前処理しなくても細胞の体積・質量の変化をリアルタイムで確認することができる。細胞が自然に死滅するまでは、随時細胞の撮影が可能だ。

韓国基礎科学支援研究院のイ・ソンス責任研究員は、「蛍光染色の過程を経ずに、細胞を3次元で観察できる顕微鏡を開発した企業は、世界的に珍しい」とし「アルツハイマー、ルー・ゲーリックなど退行性神経疾患の研究にトモキューブの顕微鏡を用いて、困難を抱えていた細胞のイメージング確保が一層容易になった」と述べた。

トモキューブのように世界的な技術力を保有していたが、途中で枯死する研究所企業は多い。技術力を過信するあまり、経営部分を看過したためだ。

延世(ヨンセ)大学経営学科の李志満(イ・ジマン)教授は、「シリコンバレーで年間創業する企業100万社中、わずか4%だけが生き残る」とし「消えていく企業の多くは、技術ばかり過信した技術中心の企業なのに比べ、生き残る企業は起業家・技術者・管理者が1人3脚で動くという共通点がある」と説明した。

◆会社の経営は専門家に任せ

トモキューブは違う。研究者(パク・ヨングン教授)の実験室で創業アイデアが飛び出したが、パク教授は代表取締役の座にこだわらなかった。ブルーポイントパートナーズというアクセラレータ(創業初期の企業に資金・コンサルティングを支援する企業)のアドバイスに基づき、本人はCTOを務め、経営はホン・ギヒョン代表に任せた。

KAISTで産業工学を専攻したホン代表は、20年以上創業にばかり没頭した。LCD(液晶表示装置)検査装置のベンチャー企業アクロン情報通信を創業し、2002年にNASDAQ(ナスダック)企業(フォトンダイナミクス)に売却した。続いて、ディスプレイ光学検査装置製造会社(ワイズプラネット)を創業し、2012年にKOSDAQ(コスダック)企業(リカム)に売却した。

ホン代表は2度の創業成功ノウハウをトモキューブに融合させた。KAIST創業院が支援した研究費(1億ウォン)を着手金に試作品を作った後、3年間の製品の改善に焦点を当てた。消費者・専門家にトモキューブ製品を提供し、補完点を探した。

生物学を専攻した職員を採用し、サイエンスチームを発足した理由も、消費者が望んだためだ。主に生物学関連分野での研究・学術活動を行う研究者は、「トモキューブの顕微鏡に慣れても、データの抽出が難しい」とフィードバックした。これらの研究者のためにトモキューブは彼らの研究支援を担当する研究員を採用した。

パク・ヨングンCTOは「昨年、トモキューブの顕微鏡を購入した研究者の論文に、トモキューブ・サイエンスチームのスタッフが共著者として登録されたものだけで40編」とし「この数は毎年2倍ずつ増える傾向」と述べた。

今までマサチューセッツ工科大学(MIT)とハーバード大学、ドイツがんセンターなど20カ国50以上の大学・研究所がトモキューブの顕微鏡を買った。3月にプリンストン大学の研究チームがトモキューブの顕微鏡を活用して作成した論文が世界的な学術誌「ネイチャー・セルバイオロジー」の巻頭論文に掲載された。この論文が有名になったことから、国内外の10以上の大学・研究所が先を争ってトモキューブに製品購入を問い合わせた。

ホン代表は「学術機関の研究装備購入プロセスは通常、問い合わせから購入まで1年半ほどかかる」とし「来年の売上はことしの2倍以上を記録するものと期待する」と述べた。オプション仕様によって異なるが、トモキューブの顕微鏡の製品価格は1個当たり1億ウォン前後だ。

韓国が作った「この世になかった顕微鏡」MIT・ハーバードも使用(2)

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    2021.08.27 08:32
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    トモキューブのホン・ギヒョン代表(右)とパク・ヨングン最高技術責任者が24日、大田のトモキューブで生きた細胞を3次元の立体映像で観察可能なホログラフィー顕微鏡を紹介している。キム・ソンテ・フリーランス記者
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