【グローバルアイ】五輪はダメでロックフェスはいいのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.27 07:44
「ロックフェスティバル(ロックフェス)」のために夏を指折り待った時期もある。大きく開かれた野外で思う存分熱狂できる解放感が良かった。韓国でしばらく「フェス症候群」が吹いた時は仁川(インチョン)ペンタポート・芝山(チサン)バレー・スーパーソニック・シティブレイクなどに参戦するため計画表を組んだものだ。当時「フェスゴーア(goer、常連)」たちにとっての夢の舞台は、なんといっても日本の「フジロックフェスティバル」だった。森と渓谷がある新潟県のリゾートで毎年夏に開かれているアジアを代表するフェスだ。オアシス・レディオヘッド・コールドプレイのような世界に名だたるバンドがヘッドライナーとして立つ舞台だった。
この「フジロック」が日本で大きな論争を呼んだ。昨年、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)で1年延期し、今年も厳しいのではないかとみられていたが、主宰側は開催を押し切った。今月20~22日に開かれたフェスのスローガンは「NO FESTIVAL NO LIFE」だった。日本で一日2万5000人の感染者が報告されているが、主催都市である新潟県は比較的感染者が少なく大型イベント規制条項がなかった。