韓経:「『半分接種』未曽有の事態をもたらすかも」…ワクチン配分で無理な方法が論議に=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.26 09:54
防疫当局が「秋夕(チュソク、中秋)連休(9月19~22日)前に1回目の接種率70%(3600万人)達成」の目標を合わせるために新型コロナのモデルナ製ワクチン確保物量を無理に1回目の接種に配分したことが分かった。2回目の接種物量がどれぐらい提供されるか分からない状況で、9月初めまで国内に入るモデルナ製ワクチンのほとんどを1回目の接種に使うことにした。モデルナ製は交差接種が可能なワクチンがないため、9月末まで2回目の接種物量を確保することができない場合、数百万人が適時にワクチンを打つことができない未曽有の事態が起こり得るという懸念の声があがる。
新型コロナ予防接種対応推進団のホン・ジョンイク予防接種管理チーム長は25日、記者説明会で「9月初めまで入るモデルナ製ワクチン701万回分をほとんど1回目の接種に使うが、2回目の接種時期にワクチンが確保できなければ、どのように対処する計画なのか」との質問に「そのような状況が起きれば、その時考える」と答えた。ホン・チーム長は「検収と配送などで2週間程度がかかるため、10月に使う物量(2回目の接種)は9月末まで入らなければならない」とし、「モデルナ製ワクチンの9月導入物量はまだ日程が決まっていないが、(生産支障がまた発生して)供給が遅れるというシナリオは持っていない」と説明した。