着物姿の和食店スタッフ、中国コロナ検査会場で入場拒否される…親日論争に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.24 15:18
23日、中国ソーシャルネットワーク(SNS)で着物親日論争が熱く繰り広げられている。事の発端は、先週末中国東南部の福建省アモイ(厦門)で着物姿の和食店女性スタッフが新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)核酸検査会場から追い出される映像が流布しながらだ。女性スタッフを追い出した検査会場ボランティアメンバーは女性の着物服装を問題視したことが分かった。中国インターネットメディア「観察者網」はボランティアメンバーの対応が行き過ぎでいるというネットユーザーの反応のほうが多いと紹介し、日本文化に対する好き嫌いと「精日」(精神日本人の略語で親日派を称する中国式用語)は違うという過去の中国当局の判断を強調した。
◆厦門着物ハッシュタグ検索語3億7000万再生回数
24日午前、中国微博(ウェイボー、中国版ツイッター)で関連の検索語(#厦門女性着物核酸検査)は3億7000万再生回数を記録中だ。湖北省武漢市の党宣伝部直属のインターネットメディア「九派新聞」は23日、問題の着物映像を微博に掲載した。映像の中の女性は事故当日、着物を着て核酸検査会場を訪れた。胸に名札を付けているためすぐに和食店のスタッフだと区別することができそうだ。この女性を見たボランティアが近づき、「だめですだめです。この格好では入れません」として検査を拒否した。すると近くでボランティアは「こんな服を着てどこに出てくるのか。中国人ならば中国服を着なくては」と話した。近くにいた別の職員は「服を着替えてまた来て」と言って追い返すと、この女性は首を縦に振ってOKのジェスチャーをしながら帰っていった。