韓国、社会的距離2週延長、飲食店営業を午後9時までに短縮
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2021.08.21 10:54
首都圏4段階・非首都圏3段階の現行の社会的距離体系が来月5日まで2週間また延長される。金富謙(キム・ブギョム)首相は20日、政府ソウル庁舎で「2学期が始まり、全国民ワクチン接種が本格的に軌道に乗る今後2週間の防疫管理が、今回の新型コロナ第4波克服の岐路」とし、社会的距離調整案を確定した。20日0時基準で一日の新規感染者数は2052人と、2日連続の2000人台となり、過去3番目に多い。
距離調整案には首都圏など4段階地域の飲食店の営業時間を現行の午後10時から9時に1時間短縮する内容が含まれた。ただ、ワクチン接種完了者に対しては飲食店利用時の私的な集まり人員基準から除外するインセンティブを一部復活させた。これを受け、午後6時以降に3人以上の集まりが禁止される4段階地域でも、接種完了者を含む場合は4人まで集まることが可能になる。
防疫当局は新型コロナをインフルエンザのように重症化率と死亡率で管理する「ウィズコロナ」は時期尚早という立場だ。中央災難安全対策本部のイ・ギイル第1統制官は「(ウィズコロナ転換について)具体的な時期や内容についてはまだ決定したものはない」とし「秋夕(チュソク、中秋)前にワクチン1回目接種率70%を達成し、2週後の9月末または10月初めに検討が可能」と述べた。政府はワクチン1回目の接種対象が拡大して接種ペースが速まっていることを受け、22日に1回目接種率50%達成が可能と見込んでいる。