韓国株価3100割れ…外国人「セルコリア」で8日間で8兆ウォン売り越し(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.20 08:40
米国のテーパリングの動きに韓国株式市場が反応した。景気がピークという見方とデルタ株拡大による不安感から「流動性祭り」が終わるかもしれないという懸念が市場に広がった。
19日のKOSPI(韓国総合株価指数)は前日比1.93%(61.10ポイント)下落の3097.83で取引を終えた。KOSPIが3100を割ったのは4月1日(3087.40)以来。KOSDAQは下落率がさらに大きかった。前日比2.93下落の991.15だった。6月16日(998.49)以来2カ月ぶりに1000を下回った。
この日の株価急落を招いたのは外国人と機関の売りだ。外国人はKOSPI市場で3300億ウォン(約307億円)、機関は4100億ウォンの売り越しとなった。特に外国人は9日から8営業日の間にKOSPIで8兆532億ウォンの売り越し。今年の売り越し額は29兆ウォンだ。KOSDAQ市場でも外国人は1490億ウォン、機関は1020億ウォンの売り越しとなった。未来アセット証券のソ・サンヨン研究員は「流動性の力で値上がりしていた資産市場に、米国の資産購入縮小(テーパリング)可視化イシューが負担として作用した」と説明した。