光復会会長、保守野党勢力に対して「親日勢力」…分裂の8・15
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.16 08:34
韓国の独立運動家とその家族でつくる「光復会」の金元雄(キム・ウォヌン)会長が15日、光復節(解放記念日)の記念演説で、保守野党圏を事実上親日勢力と規定して「朝鮮総督府大韓民国法の正統」と非難した発言が論争になっている中で、このような発言が青瓦台(チョンワデ、大統領府)・韓国政府の事前調整が行われていたことが明らかになった。この日、金会長の記念演説は新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)状況を反映して事前に録画されたが、当時大統領行事を主管する卓賢民(タク・ヒョンミン)儀典秘書官など青瓦台関係者が参観したと複数の政府消息筋が伝えた。
この日午前10時から旧ソウル駅舎(文化駅ソウル284)で行われた光復節慶祝式は、新型コロナ防疫を理由に歴代最小規模で行われた。行事場所で祝辞を直接読み上げた文在寅(ムン・ジェイン)大統領とは違い、金会長の記念演説は今月13日、白凡(ペクボム)金九(キム・グ)記念館で事前に収録された。
金会長は記念演説を通じて、「初代内閣は独立活動家を一人ずつ除去し、親日派内閣だったとしても過言ではなかった」とし「われわれ国民は独立運動の延長線上で親日政権と相対して戦った」と主張した。