韓国、就業者減少・就職放棄者最多の「危機の30代」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.13 09:23
シン氏(30)は、大学を卒業して3年が過ぎたが、まだ就職できていない。公共機関2カ所で働いた経歴があるが、それぞれ6カ月のインターンだった。 「正規職の就職がうまくいかないから、家にいることもできず、最低賃金だけどやむを得ずやった」と語った。今は公共機関への就職に必要な国家職務能力標準(NCS)の勉強をしている。シン氏は「コロナまで重なって民間企業への就職は完全にあきらめた。公企業の採用が出たら志願する方向で考えている」と述べた。
12日、韓国統計庁国家統計ポータル(KOSIS)によると、先月30代の経済活動参加率は77.6%で、1年前と比べて0.5%ポイント下落した。過去1年間で唯一30代のみ、経済活動参加率が下がった。経済活動参加率は、就業者はもちろん、求職(失業)人口まで含まれる経済活動人口は、その年齢の人口に比べてどの程度かを示す指標だ。
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)発の雇用衝撃を乗り越え、他の年齢層は続々と経済活動を再開しているが、30代は例外だ。昨年より悪化した失業難に苦しんでいる。