「菅首相でいいのか」支持率最低で苦心する中「ポスト菅」めぐり神経戦
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.11 17:11
五輪直後に発表された各報道機関の世論調査で、菅義偉首相の支持率が連日過去最低値を記録し自民党内で「菅下ろし」の動きが可視化している。9月末に行われる次期自民党総裁選挙で再任を狙う菅首相に対抗し出馬の意向を明らかにする議員が相次いでいる。
安倍政権時代に総務相を務めた高市早苗衆議院議員は10日に発売された「文藝春秋」とのインタビューで自民党総裁選挙に出馬する意向を明らかにした。高市氏は、自身が昨年の総裁選で菅氏に1票を投じたのは菅氏が安倍内閣の政策を踏襲すると言明したためとしたが、菅政権がアベノミクスをしっかりと継承できていないと指摘した。
高市氏は安倍前首相の最側近で、靖国神社を参拝するなど極右保守性向だ。したがって今回の出馬宣言後には安倍氏の「暗黙的容認」があったとの分析も出ている。昨年の自民党総裁選で菅氏に次いで2番目に多くの票を得た岸田文雄元外相も8日の放送で、「チャンスがあれば挑戦したい。日程が確定すれば具体的な関わり方を決めたい」と話した。