北朝鮮、午前には「在韓米軍撤収」主張し午後には通信線切った(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.11 09:43
北朝鮮が韓米合同演習の事前演習を始めた10日に在韓米軍撤収を公開要求したのに続き、軍通信線と南北共同連絡事務所チャンネルを通じた定期通話に応じなかった。韓米が事実上合同演習を始めたことに対する不満を示したものとみられる。
朝鮮労働党の金与正(キム・ヨジョン)副部長はこの日談話で、「朝鮮半島に平和が訪れるには、米国が南朝鮮(韓国)に展開した侵略武力と戦争装備から撤去しなければならない。米軍が南朝鮮に駐屯する限り、朝鮮半島情勢を周期的に悪化させる禍根は絶対に除去されないであろう」と主張した。韓米軍当局はこの日下半期合同演習の事前演習に当たる危機管理参謀訓練(CMST)に入った。金副部長の「米軍が禍根」という談話はこうした合同演習日程に合わせて対南威嚇をしながら出てきた。北朝鮮がこれまで各種宣伝媒体や外務省軍縮平和研究所報告書(昨年6月25日)などを通じて在韓米軍撤収に言及したことはあるが、金副部長が公開的に要求したのは初めてだ。