韓米連合訓練縮小の背景…韓米同盟、南北関係、国内世論など考慮した苦肉の策
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2021.08.07 09:54
16-26日に実施される韓米連合訓練を控え、青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)が「予定通り実施するが規模は縮小する」という方向を決めたのは、韓米同盟と南北関係、国内の世論などを幅広く勘案した苦肉の策というのが、外交関係者の共通した分析だ。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領の立場でも、韓米連合訓練は韓米関係と南北関係が共に凝縮された難しい問題だ。まず韓米関係だけを考慮すれば訓練は予定通りに進める必要がある。5月にホワイトハウスで開催された韓米首脳会談後に発表した共同声明にも「合同軍事準備態勢維持の重要性を共有しながら」などの文言が入った。ラカメラ韓米連合司令官も5月、米議会の公聴会で「定期的な大規模訓練は連合防衛態勢構築に必須」という立場を明確にした。