<東京五輪>「4番打者もバント」…作戦に習熟、侍ジャパンの「スモールボール」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.05 14:35
「スモールボール」は日本野球の説明に欠かせない言葉だ。長打に依存する「ビッグボール」とは違い、バントなどの細かな作戦で点数を重ねる。「つまらない」「現代野球に合わない」という酷評もある。しかし1点が重要な状況で「スモールボール」はその威力を発揮する。東京オリンピック(五輪)決勝に無事到着した「侍ジャパン」の力だ。
4日の東京五輪準決勝の韓日戦で、日本は「野球の定石」を見せた。稲葉篤紀監督は0-0の3回裏、8番打者の村上宗孝がライト前ヒットで出塁すると、次の甲斐拓也に犠牲バントを指示した。甲斐はバント失敗で2ストライクまで追い込まれた。するとバスターでライト前に打ち返し、危機をチャンスに変えた。日本は無死一、二塁から山田哲人の犠牲バント、坂本勇人の犠牲フライで先制した。2つの作戦と1つの外野フライが作った結果だった。