<東京五輪>野球韓日戦、なぜ呉昇桓でなく高祐錫だったのか…余裕のない日程が生んだブルペン運営
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.05 11:30
ゆとりのない試合日程は投手交代をためらわせた。
金卿文(キム・ギョンムン)監督率いる韓国野球代表チームは4日に横浜スタジアムで行われた東京五輪野球準決勝の対日本戦に2-5で敗れた。5日の米国戦の結果により決勝戦での「リターンマッチ」が実現する可能性もある。金メダルを獲得する機会が完全に消えたのではない。だが2008年の北京大会から13年ぶりの五輪韓日戦に敗れプライドに大きな傷を負った。
かみしめるべき場面は決勝点が出た8回だ。韓国代表チームは2-2で迎えた8回裏に登板した高祐錫(コ・ウソク)が1アウトから柳田悠岐に左前安打を打たれた。続く近藤健介を一塁ゴロに誘導し一塁走者の柳田は二塁でアウト。だが一塁のカバーに入った高祐錫がベースを踏めず併殺打につながらなかった。ぐらつく高祐錫は2死一塁で村上宗隆の打席でワイルドピッチまで犯した。韓国ベンチは村上に申告敬遠を選択し一塁を埋めた。ところが高祐錫は甲斐拓也まで四球で送り出し満塁の危機を自ら招いた。交代のタイミングとみられた。