【社説】新型コロナの土着化に備えて来年分のワクチンを確保してほしい=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.04 11:50
新型コロナの「デルタプラス株」による感染者2人が韓国で初めて確認され、ワクチン接種者などの突破感染も拡大している。主な先進国が新型コロナの土着化に備えてブースターショット(追加接種)を始めている中、韓国も来年以降に使うワクチンの確保で足元に火がついている。だが、文在寅(ムン・ジェイン)政府は4月ファイザー製ワクチン2000万人分の確保以降、最近100日間ワクチンの追加導入契約を一件も成功させられずにいる。昨年、ワクチン導入戦略の失敗でいったいどのような教訓を得たのか問いたい。
デルタプラス株は「デルタ株の変異型」で、感染力がデルタ株より強くワクチン効果も落ちると推定されるが、危険度と感染力に対する正確な情報がない。防疫専門家たちは防疫の強化を呼びかけると同時に追加接種を強調する。ワクチンを打っても抗体が6カ月程度しか維持されないため、来年以降にもワクチンの追加接種が必要ということだ。実際に、主な先進国はワクチンの追加確保とブースターショットに力を入れている。フランスは先月から希望者に3回目の接種に出てイスラエルは今月から60歳以上の高齢者を対象に接種している。英国は翌月から3000万人に3回目の接種を始め、日本も来年から3回目の接種に出るという。