韓国統一長官「南北映像会議システム構築、対北物資搬出を再開」
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2021.07.31 13:11
韓国政府が最近復元された南北連絡事務所チャンネルを通じて、北朝鮮側に南北映像会談システムを構築しようと公式提案した。また、昨年9月の韓国海洋水産部公務員射殺事件後に全面的に中断した民間レベルの対北朝鮮物資搬出も再開することにした。韓国の統一部はこの日午後、民間団体による対北朝鮮人道協力物資搬出申請2件を承認した。
李仁栄(イ・インヨン)統一部長官は30日、記者懇談会を開き、「昨日(29日)映像会談システム構築問題を協議しようと連絡事務所を通じて北側に提案し、北側が文書を受けた」と明らかにした。李長官は「統一部はすでにコロナ状況を考慮しながら南北間で防疫問題の心配なく意思疎通できる案を用意した」とし「連絡チャンネルの再開からさらに一歩進んで映像会談や安心対面会談など、コロナ状況でも南北対話が可能になるよう対話システムを迅速に完備する」と述べた。
統一部は4月、ソウル南北会談本部会談場に構築された映像会議室を公開した。また会談本部と板門店(パンムンジョム)「平和の家」会議場を画像でつなぎ、南北非対面会談状況を仮定した試演会を開いた。政府は27日に開通した南北連絡チャンネルを通じて、気象・災害災難・感染病関連情報を優先して交流する方針だ。