【社説】半導体の第3次大転換時代に備えてほしい=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.30 11:54
サムスン電子が今年上半期の過去最大の売り上げ〔129兆600億ウォン(約1兆2335億円)〕を達成した。これには半導体の寄与が決定的だった。特に、4-6月期にはサムスン電子の全体営業利益(12兆5700億ウォン)の中で半導体部門の営業利益が7兆ウォンに達したことが分かった。このようなことをみると、「半導体コリア」は巨大な航空母艦のように見える。少なくとも過去30年間「半導体コリア」の独走時代の観点からみると、そうだ。
だが、永遠だと思っていた大韓民国の「半導体神話」が転換点を迎えている。米中の技術覇権競争に触発された第3次半導体の覇権転換の時代に直面しながらだ。その流れを振り返ると、第1次半導体覇権転換は米国から日本に主導権が移る時だった。日本は1970~80年代、世界トップレベルの素材・部品・装備産業の後押しに力づけられ、米国から半導体産業の主導権を奪ってきた。しかし、この覇権は米国が日本の半導体企業の輸出クォーターを規制して力を失い始めた。
その反射利益は韓国に戻った。日本が米国の規制で力を失い始めたごろ、ちょうどサムスン電子は試行錯誤を繰り返した末に世界で初めて64メガDRAMを開発した。この便りが伝えられた1992年9月25日から半導体覇権は韓国に移ってきた。日本企業が追い上げたが、チキンゲームを辞さないサムスン電子のスピード経営にひざまずいた。それから韓国は30年間、半導体宗主国の地位を享受した。第2次大転換で韓国は技術力と市場シェアを掌握した。