韓経:韓国、19カ月連続で出生<死亡…さらに近づいた「人口絶壁」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.29 09:05
「人口デッドクロス」現象が2019年11月以来19カ月連続で続いている。少子化の影響で出生数はますます減る反面、高齢化で死亡者数が持続的に増え、韓国社会にデッドクロス現象が固定化している。人口構造の変化と新型コロナの余波などで未来に親になる新婚夫婦数も急激に減り、出生児の減少傾向が当分続くだろうという分析が出ている。人口の自然減少は中長期的に生産可能人口の不足につながり、潜在成長率と国家競争力を落とす要因として働く可能性があるというのが専門家たちの指摘だ。
統計庁が28日まとめた「5月人口動向」によると、5月国内の出生児は前年同月比3.5%減少した2万2052人だった。これに比べて死亡者は同じ期間に5%増加して2万5571人だった。死亡した人が新たに生まれた子どもより3519人多いことだ。