【社説】ワクチン不足と防疫の失敗を認め、国民の協力を求めよ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.26 11:17
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が昨日、新型コロナ中央災害安全対策本部会議を主宰した。昨年12月以降7カ月ぶりだ。新型コロナが深刻で「青瓦台(チョンワデ、大統領府)が災難のコントロールタワー」といった文大統領の過去の発言を考えると、今年に入って初めて中央災害安全対策本部会議を主宰したというのがいぶかしいほどだ。文大統領はこの日、会議で「過去2週間高強度の措置によって拡大を落ち着かせることはできなかったが、感染者の急増の勢いをある程度抑えることができた」と述べた。週末基準で過去最多の感染者(1487人)が発生し、非首都圏で拡散傾向が深刻化して距離の確保(ソーシャルディスタンス)を第3段階に一括上方修正するという現実とかけ離れた発言だ。
国民には「苦痛の時間が長くなり非常に恐れ入る。厳しいだろうが、もう少し忍耐してほしい」と訴えた。政府では距離の確保を強化すること以外には特別な方法がないように見える。さらに、距離の確保も混乱と変更を繰り返して今は町のスポーツジムが開いたのか閉じたのかも分からないほどだ。結局、ワクチンを急いで接種するのが最善の対策という点がさらに明らかになった。