強い風を伴った台風６号が中国東部地域に上陸した。

中国国営新華社通信が２６日に伝えたところによると、中国気象当局は前日午後１２時３０分現在、台風６号が浙江省舟山市に上陸し被害が続出した。

ウェイボーなどソーシャル・ネットワーキング・サービス（ＳＮＳ）には台風で多くの木が倒れ各所で浸水被害がだ様子の写真が相次いで投稿された。

気象当局は２５日から２９日まで台風６号が台湾を経て浙江省、上海、江蘇省、安徽省、福建省北部などの地域を通過しながら一部地域で最大７００ミリメートルの雨を降らせるだろうと予想した。続けて被害状況を現在確認しているとし、追加被害がないよう注意を呼びかけた。

大型で発達した台風８号は２７日ごろ東京五輪が開催されている日本の首都圏と東北地方に上陸する見通しだ。

２６日の気象庁によると、台風８号は現在東京の東南東約１０４０キロメートル付近の海上に位置している。時速２３キロメートルで移動しており、中心気圧は９９２ヘクトパスカルだ。２６日午後３時ごろ東京の東南東約７１０キロメートル付近海上に到達する見込みだ。

その後２７日午前３時ごろ仙台南東付近海上へと北上し、２８日午前３時ごろ仙台の南南西約１００キロメートル付近に上陸する。

気象庁は「台風８号は２７日ごろ関東地方に接近し、東京地方は天気が崩れる可能性がある。台風の影響で東京地方に２７日に豪雨警報が発表される可能性がある」と注意を促した。

これに先立ち東京五輪組織委員会は２３日、２６日に開催予定だったボート競技を２４日と２５日に変更した。これは２６日の悪天候の予報に従ったものだ。