「韓国50代が主に打つモデルナ製ワクチン、1回だけでもデルタ株72%予防」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.23 12:10
50代が主に打つモデルナ製の新型コロナワクチンが1回の接種だけでも比較的にデルタ株に対する優れた予防効果を見せたことが分かった。
22日、新型コロナ予防接種対応推進団によると、カナダで42万1073人を対象に調査した結果、モデルナ製ワクチンの1回目の接種後、デルタ株への予防効果は72%だった。アルファ株は83%、ベータ・ガンマ株は77%の予防効果を見せた。1回メの接種後、入院および死亡に対する予防効果はデルタ株が96%で最も高く、アルファ株79%、ベータ・ガンマ株89%だった。
調査機関と対象が違って直接的な比較は難しいが、全般的に他のワクチンの1回目の接種時、予防効果よりはるかに高い数値だ。英国イングランド公衆衛生庁(PHE)研究チームが21日、医学学術誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)」に掲載した「デルタに対するワクチン効果」の研究論文によると、ファイザーとアストラゼネカ(AZ)製ワクチンは1回の接種時、デルタ株の防御効果がそれぞれ35.6%と30%にとどまった。世界保健機関(WHO)は予防効果が50%を超えてこそワクチンに効果があると認めている。ファイザー製とアストラゼネカ製のワクチンは1回の接種だけではデルタ株に予防効果があると見にくいということだ。もちろん、このワクチンも2回の接種を完了すれば、デルタ株への予防効果がそれぞれ88%と67%に高まることが分かった。