【現場から】物笑いの種になったワクチン予約システム大乱、民間企業なら即クビ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.21 13:24
「国民に対するストレス誘発システムだ」
韓国政府の新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)ワクチン予約システムが物笑いの種に転落した。19日午後8時から始まった53~54歳対象の接種予約が再びサイトアクセス不能事態に陥ると、ネット上には批判文があふれている。ある50代は「アクセス後、100分以上待つよう言われて待機していたが、24分ほど経過してアクセスできるかと思ったら『システムエラー』と表示された。もう一度アクセスしたが、結局つながらなかった。国民苦労プロジェクト」と悔しさを吐露した。親の代わりにコンピュータと悪戦苦闘した2030世代の予約失敗談も次々と報告されている。「今まで生きている中でこんなことで親不孝をすることになるとは思いもよらなかった」という自嘲まで出ている。逆説的に、一方では迂回経路予約の秘訣が出回っている。50代は「息子や娘がいなかったらワクチンも打てない」と話す。
政府の公示と公言を思い返すとさらにあきれる結果だ。政府は19日午前11時ごろ、記者団に「事前予約安定化のために2回にわたってシステム利用を中断する」と公示した。鄭銀敬(チョン・ウンギョン)疾病管理庁長も「専門の人材を常駐させてエラーを速かに解決することができるように万全を期する。迂回アクセスも遮断する」としたが公言は虚言になった。