文氏の訪日不発に続き韓日外交次官会談も冷たい雰囲気…歴史問題で立場の違いだけ再確認
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.21 07:03
韓国の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)外交部第1次官は20日、日本の森健良外務事務次官と会談を約90分間行ったが、歴史問題をはじめとする両国間の懸案に対する立場の違いだけを再確認した。この日の会談は前日文在寅(ムン・ジェイン)大統領の訪日が失敗に終わってから一層硬直した韓日関係を反映するように冷たい雰囲気で始まった。東京にある外務省飯倉公館で会った韓日外交次官は握手さえ交わさないまま記念写真を撮影し、その後すぐに会談に入った。
当初、この日の会談では文大統領の訪日に関連した韓日実務協議過程で議論された▼慰安婦・強制徴用など歴史問題▼福島汚染水海洋放出決定▼日本政府の韓国輸出規制措置--などいわゆる3大懸案が再び議題にのぼるものとみられていた。特に、韓国に対する輸出規制措置に関連し、これまでの議論を通じて両国の溝が多少埋まったことからこの日の会談を通して具体的な成果が導き出されるのではないかという期待もあった。