李舜臣vs旭日旗…開幕前から韓日戦
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.19 09:41
オリンピック(五輪)開幕を5日後に控えた18日、東京の体感温度は38度まで上がった。妙な緊張感が漂った東京晴海の五輪選手村付近の道路で、日本の極右団体「國粹青年隊」が奇襲的にデモを始めた。彼らは突然、車から降りて撮影中の記者に駆け寄った。恐怖を感じる瞬間だった。
極右団体の車両には日本の国旗と共に帝国主義を象徴する旭日旗が描かれていた。警戒中だった警察と東京オリンピック組織委員会の関係者らも突然の状況に右往左往した。身辺の危険を感じた記者に対し、組織委の関係者は「五輪開催に反対する政治的なデモであり、嫌韓団体ではない」と説明した。しかし極右団体の拡声器から出る声には韓国人を侮辱するような内容もあった。
五輪の開幕前から韓国と日本が衝突している。14日に韓国選手村のテラスに「臣にはまだ5000万の国民の応援と支持が残っています」と書かれた横断幕が掲出された。壬辰倭乱(文禄・慶長の役)で倭軍を撃破した李舜臣(イ・スンシン)将軍が王に報告した「尚有十二舜臣不死」(=臣にはまだ12隻の船があり、私はまだ死んでいない)という文言を連想させる内容だ。