韓国宿泊プラットフォーム、孫正義ファンドで合計2兆ウォン誘致…米国証券市場も狙う
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.16 08:50
日本ソフトバンクグループの孫正義会長が率いるソフトバンク・ビジョン・ファンドが韓国の宿泊・レジャー予約市場1位である「ヤノルジャ」に2兆ウォン(約1900億円)を投資した。15日、ヤノルジャはソフトバンクのベンチャーキャピタル(VC)「ビジョン・ファンドII」から2兆ウォン規模の投資を誘致したと明らかにした。
孫会長が韓国企業に大規模な投資をしたのは今回が2回目だ。投資規模もCoupang(クーパン)の約3兆3500億ウォンに次ぐ2番目の規模だ。業界では今回の投資誘致でヤノルジャは「ユニコーン」(企業価値1兆ウォン以上)を越えて「デカコーン」(企業価値10兆ウォン以上)として認められたとみている。業界では当初ビジョン・ファンドの投資規模を1兆ウォン程度と予想していたが、ヤノルジャは2倍を誘致した。先立って英国フィナンシャル・タイムズ(FT)はビジョン・ファンドが8億7000万ドル(約955億円)を投資すると報じていた。
ヤノルジャは今回の投資金を技術開発に注ぐ予定だ。人工知能(AI)技術基盤の自動化ソリューション、ビッグデータを通した個人化サービスなどだ。ヤノルジャは「旅行関連のすべての予約を一発で解決できる『スーパーアプリ』の地位を国内1位から世界1位に拡大できるチャンス」とし「年間3000兆ウォン規模のグローバル市場の革新を先導するための足掛かりとしたい」と明らかにした。