EU、2030年までに温室効果ガス55%削減…ガソリン・ディーゼル車2035年から販売禁止
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.15 09:28
欧州連合(EU)が2050年までに炭素中立の目標を達成するための青写真「フィット・フォー55(Fit For 55)」を公開した。EU執行委員会は14日、12件立法案を発表してEU加盟国27カ国が2030年までに温室効果ガス排出量を1990年比55%減らすことに約束したと明らかにした。ウルズラ・ゲルトルート・フォン・デア・ライエン執行委員長は声明を出して「化石燃料経済は限界に達した」として「われわれは次世代に元気な地球と、自然を害しない良い職場と(経済)成長を残したい」と話した。
EU執行委員会は炭素国境調整メカニズム(CBAM)を導入することにした。EUに輸入される製品の炭素含有量を調査した後、領域内製品より炭素排出量が多ければ超過分に関税を払わせる制度だ。CBAMを導入すれば中国・ロシアが大きい打撃を受けると予想されるが、EUに年間470億ドル(約5兆1700億円)程度を輸出する韓国の産業界も神経を尖らせている。