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【時論】「先進国地位」にふさわしく国際社会での役割拡大を=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.14 11:43
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国連主催の会議に出席すると、77グループ(G-77)会議を公示する案内文をよく目にする。国際会議への出席経験がない場合、G7(主要7カ国)の誤字と思うかもしれないが、G-77は開発途上国の政府間協議体の名称だ。

1964年6月15日に国連貿易開発会議(UNCTAD)に参加した77カ国の開発途上国は、国連舞台で先進国に対する交渉力を高める目的で「77カ国共同宣言」を採択した。この宣言を受け、国連会議で開発途上国の単一集団を形成し、共同の立場を開陳する開発途上国グループとしてG-77が創設された。その後、加入国が増え、現在は134カ国の開発途上国が参加しているが、1964年の創設当時の精神を尊重して今でもG-77という名称を維持している。

 
G-77と韓国の関係は非常に深くて特殊だ。1964年に韓国は「77カ国共同宣言」に参加し、G-77創設加盟国として名を連ねた。先進国入りを目指した韓国は1996年に経済協力開発機構(OECD)に加入し、翌年4月にG-77との持続的な協力意思を明らかにしながら脱退した。G-77との33年間の関係を自ら整理したのだ。メキシコに続いて2番目の事例だった。

今月2日、G-77を誕生させたUNCTADが韓国の所属を「開発途上国グループ」から「先進国グループ」に変更する決定を採択した。国連加盟国が公式に韓国を先進国グループの一員として承認したということで意味が大きい。G-77を脱退してから24年目、UNCTAD設立以降で最初の事例だ。

韓国は5月には「グリーン成長と2030グローバル目標のための連帯(P4G)」首脳会議を開催し、G7首脳会議には2年連続で招待された。それだけ韓国の国際的な地位と役割に対する国際社会の評価と期待が高まった時期にあった今回の先進国承認決定であり、意味は大きい。もう名実共に先進国グループの一員として韓国のアイデンティティを考えなければいけない時期だ。

どんな先進国になるかについて韓国社会の談論形成が何よりも必要だ。我々の国力と地位は国際的レベルになったが、依然として韓半島(朝鮮半島)の特殊な状況の中に視線が向いていないか先に確かめなければいけない。韓国社会の当面の問題だけでなく、国際社会が共同で直面しているグローバル主要懸案に対する韓国の理解と関心の向上が急がれる。

先進国グループの重要な役割の一つ、対外援助についても新しい接近法が必要だ。韓国の公的開発援助(ODA)が持続的に拡大しているが、支援される開発途上国の事情よりも支援する韓国の短期的な利益を重視していないか自省する必要がある。韓国の援助は他の先進国とは差別的な志向性を持たなければいけない。韓国はかつて援助を受ける国だったからだ。

韓国の対外援助が持つ者の道徳的義務(ノブレス・オブリージュ)を重視しなければいけない理由だ。開発途上国の厳しい事情をすでに経験した韓国が、他国の新しい成功ストーリーを支援する方向で援助をするのが望ましい。これを通じて韓国が得ることになる国際的な地位と評価はお金に換算できない先進韓国の大きな資産になるだろう。

先進国韓国の姿は現在進行形だ。国際社会で韓国の役割と責任を積極的に遂行する過程で新しい機会も創出されるだろう。臨時政府主席を務めた白凡・金九(キム・グ)先生(1876-1949)は早くから、韓国が他国を模倣する国でなく目標や模範となる国、広く世の中に利益を与える弘益人間を実現する国になることを希望した。先進国大韓民国の旅程に羅針盤となる鋭い洞察力だ。先進国グループ承認という気分の良い知らせを聞いて、白凡先生の「私が望むわが国」をまた読み返している。

オヨンジュ/国立外交院外交安保研究所長

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