「文大統領、懸案3つのうち1つはテーブルに上げてこそ五輪出席」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.12 06:56
韓国青瓦台(チョンワデ、大統領府)が11日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の東京オリンピック(五輪)出席を巡り、日本側に事実上の「最後通牒」を突きつけた。
青瓦台高位関係者はこの日、中央日報との通話で「青瓦台の最終的立場は日本と解決しなければならない3大懸案のうち、最低1つに対しては誠意ある議論が行われてこそ、文大統領の訪日を検討できるというもの」としながら「日本側が最後まで前向き態度を見せない場合、文大統領の開幕式不参加を宣言せざるを得ない」と話した。あわせて最後通告の「デッドライン」として「今週序盤」を提示した。青瓦台が提示した3大懸案は慰安婦・強制徴用労働者問題、核心部品に対する日本の輸出規制、福島原発汚染水放出問題などだ。この関係者は「どれも1回の首脳会談では解決されにくい事案ということを知っている」としつつも「韓国の立場は、韓日首脳が緊急懸案について、少なくとも協議でも始めてこそ、未来を図ることができるということ」と説明した。