【特別寄稿】米ソ解放軍・占領軍論争をどう見るのか=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.09 15:39
国家経営で歴史を忘れるのも悲劇だが、歴史論争が過熱し、陣営論理に飛び火して国論が分裂するのは悲しいことだ。歴史は前へ進むが、後ろばかりを振り返るのは、前の障害物が見えない危険があり、動力を失って退行するかもしれない。
解放政局での米国とソ連は占領軍か解放軍かをめぐる論争が韓国社会に広がった。筆者の目には実益のない国力の浪費として映る。その問題の解答は簡単だ。ソ連と米国ともに日本の植民地に残った日本軍の武装解除のための占領司令官(Commander of Occupational Army in Korea)だった。