【社説】防疫緩和を急いで新型コロナの第4次流行をもたらした=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.08 12:02
中央災害安全対策本部が現行の距離の確保第2段階をさらに1週間延長することに昨日、方針を固めた。新型コロナ新規感染者が一昨日1212人に増大して昨年12月25日以来最多となり、非常事態になったことに伴うやむを得ない措置とみられる。だが、1週間の延長措置だけでは今の拡大傾向を落ち着かせることができるか懸念される。ためらううちに時機を失さず、必要であれば強力な先制措置を踏み切るべきだ。
実際、第4次大流行を触発した昨今の事態は政府の防疫状況に対する誤った判断が招いた側面が強い。政府は1カ月前から距離の確保を「7月1日から大幅に緩和する」と広報に出た。ワクチン接種を避ける現象を打開するために避けられなかった点はあるが、マスク着用の義務免除と自宅隔離免除など「バラマキ」のカードを乱発した。ワクチン接種が進み、防疫規制が緩和されるものと期待していた国民の警戒心もともに緩んだ。