中国宇宙開発会社の責任者、元老学者を30分間殴打で波紋
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.05 14:05
中国の宇宙開発会社責任者が学界元老を殴打して4日、職務停止を受けた。この日は中国の独自宇宙ステーションの核心モジュール「天和」に留まっている宇宙飛行士が初めて宇宙遊泳をした中国の祝祭日であるため、中国内で大きな波紋を呼んでいる。
宇宙開発投資会社であるチャイナ・エアロスペース・インターナショナル・ホールディングス(中国航天投資控股有限公司、China Aerospace Investment Holdings、以下CAIH)の党書記兼理事長である張陶氏(57)が先月6日、国際宇宙航行アカデミー(International Academy of Astronautics、以下IAA)会員推薦問題で院士(最高学術権威者にあたえる名誉呼称)2人に30分ほど暴行を加えた。
暴行の様子が撮影された動画が公開され、中国SNSを通じて拡散して世論が悪化すると、CAIHの親グループである中国航天科技集団(China Aerospace Science and Technology Corporation、以下CASC)は4日、張氏の職務を停止させて全面的な調査に入ったという声明を発表した。