韓国大統領選1・2位走者の歴史観衝突…与野の全面戦に広がる様相
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.05 09:19
京畿道(キョンギド)の李在明(イ・ジェミョン)知事の「大韓民国は親日勢力と米占領軍の合作」という発言に対し、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検察総長が4日「大韓民国の正統性を否定する勢力が国民の成就(国民が成し遂げたこと)に寄生している」と直撃を加えた。尹氏が李知事を直接攻撃したのは初めてだ。これに対して李知事も直ちに「歴史的事実をわい曲操作した旧態のセッカル(色、理念志向)攻勢」と反撃に出た。8カ月余り後に大統領選を控え、与野党大統領候補1位の間で歴史戦争が点火されたという見方が出ている。
尹氏はこの日午前、フェイスブックに「セルフ歴史わい曲、絶対に容認できない」という題名の文で「光復会長の『米軍は占領軍、ソ連軍は解放軍』という荒唐無けいな妄言を執権勢力次期有力候補の李在明知事も受け継いだ」と記した。あわせて「国政最高責任者である大統領や青瓦台(チョンワデ、大統領府)がどのような立場表明もしていないことのほうが大きな衝撃」としながら「彼らは大韓民国が恥ずかしく汚い誕生の秘密を抱いているかのように語る。国政を掌握して歴史をわい曲し、次の政権まで狙っているあなた方は今何を指向して誰を代表しているのか」とした。