東京で新型コロナ感染者の増加…五輪の途中で「緊急事態宣言」の可能性
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.05 08:11
日本で新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の拡大状況は日々深刻化している。
NHKによると、4日、日本の新型コロナ感染者は午後6時30分まで1485人が新たに把握された。
この日、新規感染者は一週間前に比較すれば203人(15.8%)多い水準だ。
日本の累積感染者は80万7402人に増えた。死亡者は5人増加して1万4860人になった。オリンピック(五輪)の開催地である東京都ではこの日、新規感染者518人が報告された。
東京の一日感染者を一週間前の同じ曜日に比較すると、先月20日からこの日まで15日連続で増加傾向だった。
五輪の開会式(23日)を19日控えた中、新型コロナ感染状況は悪化の一途をたどっている。
共同通信によると、日本政府は緊急事態より一ランク低い防疫政策である「まん延防止等重点措置」を東京都や埼玉・神奈川・千葉県など首都圏4県に対して12日以降にも1カ月程度延長して適用する方向で最終調整に入ったと日本政府関係者が明らかにした。
菅義偉首相が7日最終的に判断し、8日新型コロナ対策本部で正式に決める見通しだ。
日本政府は最大1万人に設定した競技場の入場者を5000人に減らし、入場券を5000枚以上販売した野球、サッカー、陸上など大規模の競技を無観客で実施する案を有力に検討中だ。
当局者は五輪開催の途中で緊急事態を宣言する可能性を否認していない。
田村憲久厚生労働相はこの日、衛星放送BS朝日に出演して五輪期間中に東京などに新型コロナの緊急事態を発令する可能性に関して「国民の健康、命が大切なので、当然あり得る」という反応を見せた。