【社説】新・距離確保に慌てて変えて不信を自ら招いた韓国政府
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.02 11:06
「5人以上の私的な集まり」に対する制限を部分緩和する新・距離確保政策を韓国政府が1日から施行しようとしたが、終盤で1週間猶予したことは結論的に避けられない措置だった。しかし意思決定過程は問題が多かった。当局が一進一退して国民の混乱を招き、政策に対する不信を自ら招いた。
当初専門家は、海外で新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)のデルタ株ウイルスが猛威をふるい、国内にも急速に流入し始めたことを受けて、距離確保政策緩和時点を半月程度遅らせるべきだと繰り返し求めてきた。鄭銀敬(チョン・ウンギョン)疾病管理本部長は「首都圏の防疫をむしろ強化しなければならない」と注文したが、青瓦台(チョンワデ、大統領府)と中央災難(災害)安全対策本部の主張に押された。