「この時局になぜ韓中海底トンネル?」 大統領選候補者の公約にネットユーザー不満爆発(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.01 08:53
「この時局に中国となぜ海底トンネルをつなげなければならないのか。中国に取り入ろうとする狙いか」。
与党圏の大統領候補である梁承晁(ヤン・スンジョ)忠清南道(チュンチョンナムド)知事が「韓中海底トンネル」を公約に出すと、30日各種オンライン掲示板には不満混じりの反応が次々と書き込まれた。親与党志向の掲示板でも「中国資本が済州島(チェジュド)にどれくらい浸透したのか知りながらのことか」「目立とうとするためなら、いっそのこと『韓米海底トンネル』を開通させようと言え」などの反応もあった。
「韓中海底トンネル」は韓中が折半して合計170兆ウォン(約16兆7100億円)を投じて、中国山東半島と忠清南道泰安(テアン)半島を323キロメートルの海底トンネル(道路)でつなげようというマンモス級の開発公約だ。4・7釜山(プサン)市長再補欠選挙当時、国民の力が公約した「韓日海底トンネル」(全長210キロメートル、必要予算約100兆ウォン)より規模が大きい。梁知事は先月29日に記者会見を開き、「世界最大の市場をわれわれの機会にしなければならないという信念を込めて、巨視的かつ長期的な課題として韓中海底トンネルの大長征を始める」とし「275兆ウォンの生産誘発効果、100兆ウォン以上の付加価値誘発効果がある」と主張した。しかし返ってきたのは世論からの袋叩きだった。