【コラム】韓国にはなぜ世界一流大学がないのか…KAIST総長の一喝(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.28 09:14
大韓民国は国内総生産(GDP)基準で世界10位圏の経済大国だ。国防費基準では世界8位だ。世界的に競争する分野には世界最高レベルの韓国人が布陣している。企業でもサムスン電子、LGエレクトロニクス、SKハイニックス、現代自動車など世界的な名声の企業が多い。音楽ではチョ・スミをはじめ、BTS、PSYが世界トップレベルだ。映画でもポン・ジュノ監督や女優ユン・ヨジョンが世界の頂点に立った。パク・セリから始まった女子ゴルフの神話は今も新しく築かれている。このような分野にノーベル賞があれば、韓国はすでに多くのノーベル賞を受賞しているはずだ。
しかし大学に目を向けると話は変わる。世界にはさまざまな方式の大学評価がある。クラリベイト・アナリティクス(旧トムソンロイター)が選定する「世界で最も革新的な100大大学」で、KAIST(韓国科学技術院)は2017年に7位になった。同社が今年選定した「グローバル100大革新イノベーター」にはアジアの大学うちKAISTが唯一含まれた。