ボルトがいない東京五輪、150センチの女性ロケットが走る
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.25 16:27
人類史上最も速かった人は出ない。ウサイン・ボルト(35、ジャマイカ)がいない東京オリンピック(五輪)の陸上では何に注目すべきなのか。シェリー・アン・フレーザー・プライス(35、ジャマイカ)とシャカリ・リチャードソン(21、米国)が世界最速女性の地位をかけて激突する。
過去10年間ほど世界陸上の男子短距離はボルトが支配した。2008年北京オリンピック(五輪)で短距離2冠王(100メートル、200メートル)となった。しかも3種目すべてが世界新記録を出した。翌年の世界選手権100メートルでは現在の世界記録(9秒58)を出した。これ以上目指すところがなくなったボルトは2017年の世界選手権を最後にトラックを離れた。
「ポストボルト」時代を代表する顔は見えない。男子100メートル歴代5位の記録(9秒74)保持者ジャスティン・ガトリン(39、米国)は米国代表選抜戦で脱落した。歴代3位記録(9秒69)のヨハン・ブレーク(32、ジャマイカ)は下降傾向だ。期待のクリスチャン・コールマン(25、米国)はドーピング検査違反で東京行きがなくなった。トレイボン・ブロメル(26、米国)のシーズン最高記録は9秒77だ。