デルタ株の予防効果、1回目の接種で33%…2回目を完了すれば60%・88%
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.24 09:29
韓国で新型コロナの変異株ウイルス「デルタ株」の検出率(1.9%)が低いが、今年秋新型コロナの流行を主導する可能性があると防疫当局が見通した。
疾病管理庁関係者は23日「まだよく防いでいるが、他の国で広がっている推移に比べると、今年秋にわが国にもデルタ株が広がる可能性があると予想している」と話した。韓国では4月初めて感染者が発生した後、現在まで計190人の感染者が発生した。さらに、疫学的関連性が認められた事例66件まで加えれば、事実上デルタ株感染者は256人に増える。
防疫当局と専門家らはデルタ株の拡大を防ぐためには何より新型コロナワクチンの接種を急ぐことが重要だと指摘する。英国公衆衛生庁(PHE)が先月22日発表した「ワクチン接種回数別変異株感染の予防効果」によると、アストラゼネカ(AZ)やファイザーのワクチンを1回目接種した場合、デルタ株の予防効果が約33%となった。接種を2回目まで完了すれば、それぞれ59.8%、87.9%に増加した。翰林(ハンリム)大学聖心(ソンシム)病院呼吸器内科のチョン・ギソク教授は「海外から流入することを今のように防ぐと同時にワクチン接種速度を上げれば、デルタ株が優勢株になることを防ぐことができるだろう」とした。