サムスン、次世代5G基地局向けのチップを公開…これでもファーウェイを使うか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.23 09:46
サムスン電子が22日「サムスンネットワーク:通信を再定義する」というテーマでオンライン説明会を開いて5世代(5G)ネットワークソリューションを公開した。サムスン電子ネットワーク事業部が初めて進めたグローバル行事で、通信装備世界1位である中国ファーウェイ(華為技術)が米国貿易制裁で停滞する間に技術リーダーシップを見せるという狙いとみられる。
この日、サムスン電子は来年発売予定の次世代5G基地局に搭載する核心チップ3種を公開した。従来に比べてデータ処理容量を2倍に増やした2世代5Gモデムチップと28GHz(ギガヘルツ)・39GHzなど2個の高周波帯域を全部支援する3世代ミリ波帯無線通信チップだ。また、支援周波数幅を最大2倍増やし、無線信号の出力を高めたデジタル-アナログ変換通信チップも公開した。会社関係者は「性能と効率を上げつつ、基地局の大きさを減らすことができるというのが特徴」と説明した。サムスン電子はこの日、消費電力を従来に比べ20%程度減らし、基地局の大きさも30%縮小することができる3世代デュアルバンドコンパクトのマクロ基地局も開発したと明らかにした。