来月宇宙旅行に出発するアマゾン最高経営者（ＣＥＯ）のジェフ・ベゾス氏が地球に戻ってこないようにしてほしいという署名に５万人以上が同意した。

２０日（現地時間）、米ビジネス情報サイト「ビジネス・インサイダー」は、世界最大規模のオンライン署名サイト「ｃｈａｎｇｅ．ｏｒｇ」にベゾス氏の宇宙旅行計画の発表３日ぶりに地球再進入を防いでほしいという投稿が２件掲載され、多くの同意を得たと報じた。特に、「ジェフ・ベゾス氏を地球に戻ってこないようにしてください」というタイトルの署名には３万２０００人余りが参加した。ベゾス氏は来月２０日、自身が設立した宇宙開発企業「ブルーオリジン」の初の有人宇宙船「ニューシェパード」に乗って１１分間宇宙旅行をする計画だ。

最近、ベゾス氏の行動には論議が少なくなかった。８日、米ネットメディア「プロパブリカ」は、「世界１位の金持ちであるベゾス氏の資産は５年間９９０億ドル（約１１兆円）が増えたが、税金は年平均２０００億ウォン（約１９４億円）だけ払った」と報じた。アマゾンは先月、ワシントンＤＣ検察から反独占法違反の疑いで訴えられた。

反面、ベゾス氏の元妻マッケンジー・スコット氏は１５日、自身のブログに「Ｓｅｅｄｉｎｇ　ｂｙ　Ｃｅｄｉｎｇ」というタイトルで投稿し、計２８６団体に２７億ドルを支援した事実を明らかにした。スコット氏はブログに「わが社会のシステムが機能できるように才能と財産を寄付している」とし「富が少数に集中しなかったとすれば、より良い世の中になっただろうという素朴な信頼によって行動している」と書いた。

２０１９年ベゾス氏と離婚した後、スコット氏の寄付額は約８５億ドルに達する。スコット氏はベゾス氏と離婚し、合意金としてベゾス氏が保有していたアマゾンの株式の２５％（約３９兆ウォン）を受けて世界１８位の富豪になった。