【グローバルアイ】「米国が外交に注ぐ熱意を学ぶべき」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.18 15:46
バイデン氏が当選した当時、ワシントンは「外交の達人」大統領が登場すると歓迎した。バイデン氏は上院議員在職36年の間、外交委員長を含めて外交委で長期間活動し、副大統領の8年間は対外政策に深く関与した。外交経験がある候補の大統領当選は1989年のジョージ・H・W・ブッシュ以来およそ30年ぶりだった。どう変わるか気になっていたが、就任後の最初の海外訪問を見てバイデン政権の外交力を実感した。
7泊8日の欧州訪問日程は有機的に連結されているだけでなく叙事があった。目標は具体的であり、メッセージの伝達は効果的だった。バイデン氏が明らかにした目標は「同盟を強化し、欧州と米国が強固な関係であることをプーチン(ロシア大統領)と中国にはっきりと見せること」だった。「米国が帰ってきた」と演説し、努めて「インサイダー」らしく行動した。
最も近い同盟であり道徳的価値を共有する主要7カ国(G7)首脳会議を最初の日程に設定した。「考えが似ている」G7を説得し、共同宣言文に初めて中国に圧力を加える文言を入れた。日本が抜けたG6が英国からベルギーに渡り、NATO(北大西洋条約機構)首脳会議を開いた。NATO30カ国も共同宣言で初めて中国を「同盟が共に解決すべき挑戦」とした。