東京の防疫逆行、緊急事態宣言解除と五輪有観客
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.17 18:02
東京五輪を予定通りに開催することに舵を切った日本政府が、新型コロナウイルスの防疫態勢を相次いで緩めている。1カ月ほど先に迫った五輪ムードを盛り上げようとする意図とみられるが、ウイルス感染再拡大の可能性に対する内外の懸念が高まっている。
日本政府は17日中に沖縄を除く全国9都道府県の新型コロナウイルス関連緊急事態宣言を解除する予定だ。一時1日7000人台まで増えた新型コロナウイルスの1日当たり新規感染者数が1500人台に減ったことが理由だ。代わりに7大都市に21日から緊急事態に準ずる「まん延防止等重点措置」を実施する方向性を固めた。期間は東京五輪開幕2週間前の来月11日までだ。
日本政府は東京五輪への観客入場を許容する案も推進する。毎日新聞は17日、「日本政府は、7月に開幕する東京五輪の観客について、最大1万人とする調整に入った。近く開かれる東京都と大会組織委員会、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)との5者協議で正式に決定する」と報道した。