サムスン電子が危機? メモリーは先頭、ファウンドリは逆転機会(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.17 15:53
グローバルファウンドリ市場でサムスン電子は占有率17%で2位だ。サムスン電子は2015年14ナノでファウンドリ工程を始めた。2019年には7ナノ、現在は5ナノを導入した状態だ。下半期には4ナノ技術を導入する計画だ。
ファウンドリ市場占有率1位(54%)のTSMCは今年5ナノ工程比率を20%以上引き上げる方針だ。半導体業界ではサムスン電子が下半期に4ナノ工程の量産に成功するなら逆転の機会をつかむことができるとみている。サムスン電子が解決しなければならない課題は収率だ。4ナノ工程は5ナノよりも生産費用がかかる。だが、顧客にそれだけ価格を上げてほしいと要求することは容易ではない。これまでTSMCが築いてきた細部的な技術力もサムスン電子が克服しなければならない問題だ。サムスン電子ファウンドリ事業部のチェ・シヨン社長は「バーチャル研究開発(R&D)」という新しいファウンドリ事業モデルを提示した。16日にオンラインで開かれた半導体学術大会(VLSI 2021)に基調演説者として登壇しながらだ。バーチャルR&Dは製品デザインからテスト・パッケージングまですべてのチップ製造過程に関与して顧客を支援するモデルだ。