韓経:「ワクチン効かない場合も」警告…コロナ「変異株」緊急事態
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.17 10:06
米疾病対策センター(CDC)が「デルタ株」と呼ばれるインド発新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)変異株を「注目」から「懸念」段階に格上げした。既存のウイルスに比べて伝染力が強く、ワクチンが効かない場合もあるというのが理由だ。ドイツなどもデルタ株が流行している英国とインドからの入国者に対する統制を強化した。だが、韓国政府は英国・インド入国者のうちワクチン接種者に限り隔離を免除することにした。医療界では「入国措置が早すぎれば、いつでも変異株の襲撃を受けることができる」という指摘が出ている。
◆「デルタ株は『スーパー伝染株』」
15日(現地時間)、CNNなど外信によると、CDCはこの日、デルタ株を「懸念される変異株」に指定した。変異株は大きく2種類に分かれる。「注目すべき変異株」は既存の新型コロナウイルスと比較した時、突然変異が疑われるゲノムが見られる場合だ。これより一段階高い「懸念される変異株」は伝染力や致命率が高く、ワクチンや治療剤の効果が落ちる場合だ。