韓国、夏休みシーズンに消費伸びるか、ワクチン接種1300万人が与える錯視
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.16 08:57
61歳の主婦パクさんは最近アストラゼネカ製の新型コロナウイルス予防ワクチンを打った。接種の順番が近づくと先送りせずにすぐ申し込んだ。パクさんは「知人たちとカフェや飲食店で気軽に会いたくて率先して打った。夏休みに国内の海辺のペンションを長期間借りて海外旅行に行った気分でも出したい」と話した。
15日に韓国の新型コロナウイルスワクチンの1回接種者数が1300万人を超え、冷え込んでいた消費が伸びるか注目される。7~8月の夏休みシーズンを控え、旅行、免税店、衣類、化粧品などの消費はすでに回復傾向に入り込んだ。ただ新型コロナウイルス以前の水準の完全な回復に達するまでは時間がかかりそうだ。
統計はすでに青信号をつけた。統計庁が先月31日に発表した「4月の産業活動動向」によると、消費動向を示す小売り販売額指数が120.5を記録し、1995年の統計作成以降で最高となった。小売り販売額指数は2015年平均を100とし、前月と比較しやすく季節変数を調整して百貨店、スーパーマーケット、自動車販売店などの小売り販売実績を指数化した数値だ。統計庁のオ・ウンソン経済動向統計審議官は「ワクチン接種拡大により消費心理が改善され、各種消費支援政策まであり消費が増えた」と説明した。