韓国全国で物量不足によりアストラ製ワクチンの接種をキャンセル…予約者は当惑
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.16 07:50
韓国政府が高齢層を対象に19日まで新型コロナウイルス感染症ワクチンの優先接種を進めているなか、アストラゼネカ(AZ)製ワクチンの品薄現象で事前予約者が相次ぎ予約キャンセルの通知を受けている。
大邱寿城区(テグ・スソング)で18日アストラ製ワクチン接種を予約したチェ氏(62)は15日午後「貴下はアストラゼネカ製の接種対象者として事前予約をしたが、予約超過で接種が延期されたことをお知らせする」というSMS(ショートメッセージサービス)の通知を受けた。驚いたチェ氏の娘が病院に電話をかけたが「延期されたのが事実だ。アストラ製ワクチンの人気が高まり物量が足りなくなったが、7月に先に打てるように措置を取る」と言われた。
京畿道城南市盆唐区(キョンギド・ソンナムシ・プンダング)の地域民コミュニティ掲示板にも「両親が19日にワクチン接種を予約したが、突然昨日、病院からアストラ製の物量が足りず接種できなさそうだと電話がかかってきた」と投稿された。作成者は「物量をあらかじめ確認し、それに合わせて予約を受けるかと思ったのに紛らわしい。このような電話を受けた人がさらにいるか」と尋ねた。ソウル九老区(クログ)、京畿道議政府市(キョンギド・ウィジョンブシ)、仁川市(インチョンシ)などでも似たような予約キャンセルの通知が相次いだ。大田市(テジョンシ)ではワクチン物量が足りないとして予約者に忠清南道鶏龍(チュンチョンナムド・ケリョン)にある他の医院でワクチンを打つように通知することもあった。