韓経:「最低年俸3億ウォン保証」…韓国人材引き抜き「非常事態」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.15 09:49
第4次産業革命の核心走者として浮上するメタバース産業の技術人材が海外に相次ぎ流出している。サムスン電子、SKテレコム、LGユープラスなど韓国主要企業のARコンテンツチーム長、首席研究員などの核心人材まで転職の隊列に加わった状態だ。いままさに胎動を始めたばかりの韓国のメタバース産業が実を結ぶ前に枯れるかも知れないとの懸念が出ている。
メタバース業界関係者は14日、「この3年間に韓国企業から外国企業に転職したS級メタバース研究人材は少なくとも20人を超える」と話した。続けて「特に韓国の拡張現実(XR)市場はごく初期成長段階のため専門人材需要が爆発する直前だが、優秀人材が続々と流出しており困難が加重される悪循環に陥っている」とした。科学技術情報通信部の最近のアンケート調査によると、XR企業の52.9%が最も大な困難として専門人材不足を挙げた。メタバースは現実のようにリアルで多様な活動が可能な3次元仮想世界を意味する。拡張現実(AR)とバーチャルリアリティ(VR)を合わせたXRは仮想世界に現実のようなリアルさを加える技術で、メタバース産業の核心に選ばれる。2024年までに世界市場規模が1368億ドルに達すると期待される次世代産業の戦場だ。