１１－１３日（現地時間）に英コーンウォールで開催された主要７カ国（Ｇ７）首脳会議での日程のため文在寅（ムン・ジェイン）大統領に同行した金正淑（キム・ジョンスク）夫人に関連し、青瓦台（チョンワデ、韓国大統領府）は「首脳の配偶者らと、気候危機時代に未来の世代のための連帯と協力を強調した」という内容の別の書面ブリーフィングを通じて広報した。



青瓦台によると、金正淑氏は１２日、公式歓迎式が開催される前、キャリー・ジョンソン英首相夫人が主催した配偶者プログラムに参加した。金氏は各国首脳の夫人とコーンウォール地域の生徒が制作した環境テーマの公演を観覧した。首脳夫人のための唯一の別途日程だった。

金氏は公演観覧を終えた後、「韓国の小学生もプラスチック廃棄物など環境問題が心配だと話している」とし「未来の世代による現在の環境問題に対する公演メッセージが印象的だった」と話したと、青瓦台は伝えた。

その後、金氏は公式歓迎式と夕食会に文大統領と共に出席した。

青瓦台によると、金氏は訪問期間中、このような日程を消化し、米国・日本首脳の夫人と対話をした。当初期待を集めた文大統領とバイデン米大統領、菅義偉首相との韓米、韓日間の２国間会談は行われなかっが、青瓦台は金氏が両国の首脳夫人と交わした対話内容を詳しく伝えた。

青瓦台によると、金氏は初めて対面した菅真理子夫人に先に近づき、「このように初めてお会いできてうれしい」と述べながら最初のあいさつをしたという。

バイデン米大統領のジル夫人には「先月の文大統領の米国訪問当時のバイデン大統領夫妻の歓待に感謝する」とし「韓米両国の深い友情を変わりなく維持していくことを期待する」と話した。ジル氏が「必ず米国を一度訪問してほしい」と招待の意を表すと、「喜んで訪れたい」と返答した。

訪問期間中の金氏のファッションも注目を集めた。首脳夫人の日程が集中した１２日の一日間に撮影された写真には金氏の異なる３着の衣装が登場した。金氏は歓迎式の前にキャリー氏が主催した日程ではアイボリー色のスーツを着用した。衣装と色を合わせたハンドバッグと真珠のネックレスを活用した。

その後の写真撮影ではベージュのツーピースのスーツ姿だった。茶色系統のブラウスと色を合わせた同色系のハンドバッグと履き物を着用した。金氏の公式日程後に続いた公式歓迎式では白のワンピースに韓国の伝統模様を活用した青のショールを羽織った。

金氏は各国首脳の公式日程には姿を見せなかった。Ｇ７の日程を終えて１３日（現地時間）に英国を出国する空港では赤系のツーピースのスーツ姿だった。

金氏の海外訪問は２０１９年１１月の「韓国・ＡＳＥＡＮプラス３首脳会議」以来１年７カ月ぶり。金氏は文大統領と共にアストラゼネカ製コロナの接種を終えたが、先月の韓米首脳会談では文大統領に同行しなかった。

青瓦台関係者は訪問前の事前ブリーフィングで、金氏の同行の背景について「Ｇ７首脳会議主催国の英国とオーストリア、スペインがすべて大統領夫妻を公式招待した」とし「特にＧ７会議にはすべての出席国の首脳夫妻を共に公式招待した」と説明した。

Ｇ７国家、また非Ｇ７でありながらも招待された国のうちオーストラリア・南アフリカなど一部を除いた多くの参加国が今回の会議に夫妻で出席した。

一方、金氏はＧ７首脳会議に続いて１４日からのオーストリア国賓訪問中には文化関連の日程を消化する予定という。