1人に5人分や定量の半分だけ接種の事例…韓国でワクチン接種加速し誤接種相次ぐ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.14 11:20
新型コロナウイルスワクチン接種が速度を増す中で、誤接種事例も相次いでいる。来月から大規模接種が始まるとこうした事故が追加で起こりえるだけに管理監督を強化すべきとの指摘が出ている。
新型コロナウイルス予防接種対応推進団が13日に明らかにしたところによると、仁川市南洞区(インチョンシ・ナムドング)のある病院ではアストラゼネカ製ワクチンを定量である0.5ミリリットルの半分ほどの0.25~0.3ミリリットル程度だけ投与したという苦情が寄せられた。確認の結果、この病院では接種者40人ほどに指針と異なる容量を投与したという。病院側は「基礎疾患者などの異常反応を減らすためワクチンを定量投与しなかった」と主張したという。この病院の残りのワクチンは回収され、接種業務は中止された。高麗(コリョ)大学九老(クロ)病院感染内科のキム・ウジュ教授は「ワクチンの定量は臨床試験で効能を最大化し副反応を最小化した適正容量を見つけて標準として許可したもの。必ず定量を守らなければならない」と話した。